実施報告
- 災害対応の基本~新任職員のために~
- 【期間】令和7年6月9日-令和7年6月11日
令和7年度「災害対応の基本~新任職員のために~」を6月9日(月)から6月11日(水)までの3日間で実施いたしました。 本研修では、防災担当職員として必要な災害対策の基本的な制度の枠組みや災害発生時の市町村の役割について講義や演習を通じて学び、災害対応のために必要な事前の取組や災害発生時の対応についての理解を深めました。
写真(上段左から順に)
・総務省消防庁国民保護・防災部防災課 震災対策専門官 木村 聖洋 氏
・気象庁大気海洋部気象リスク対策課 極端気象対策調整係 係長 安田 知世 氏
・三重県いなべ市防災課 課長補佐 大月 浩靖 氏
写真(下段左から順に)
・城西大学 現代政策学部 社会経済システム学科 准教授 飯塚 智規 氏
・鳥取県三朝町総務課 危機管理局 主任 岩山 寛 氏
・演習の様子
受講者の感想 受講者の皆様からは次のような感想をいただきました。
「業務では活用できてない制度を知ることができた。上手に国の制度を活用し、防災行政をより充実させたい。」
「気象庁との連携が必須な中で、警報等の発表基準などが理解できたと思います。」
「近年、災害の激甚化による被害の拡大で、所属団体付近の危険度分布を改めて確認する必要があると実感した。キキクルを活用し、防災出前講座等で広めていきます。」
「長年、災害現場で活動されてきた先輩のリアルな話を聞けたこと、また防災担当としての心構えを知ることが出来て良かった。」
「いつ、大規模災害が起きてもおかしくない今、防災担当としてやるべきことを改めて考えさせられた時間でとても有意義だった。」
「災害当時の反省点・改善点を聞くことにより、自分の自治体が同じことになった際、どうするべきか考えられた。」
「訓練により、現場対応のイメージ、自分の現在の能力等を図ることができた。」
「実際に訓練することで、マニュアルや基準などを熟知していないと対応が遅れ被害が拡大することを痛感した。また、そもそもマニュアルや基準が曖昧な点が多いと、判断や行動ができずに後手になると理解できた。」
「本番さながらの訓練でした。グループで協力して取り組めたことが今後の強みになります。」
今回の研修には、全国から51名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に活かしていただけましたら幸いです。 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。